この切手は、平成２２年３月８日発行のふるさと切手県花シリーズ第７集の１枚、愛知県の花・カキツバタをデザインした切手です。愛知県でも他の多くの県と同様、昭和２９年にＮＨＫによってカキツバタが県の花として選定されました。その由来は、ウイキペディアの記述によれば、三河国が『伊勢物語』で在原業平がカキツバタの５文字を詠み込んだ歌を詠った場所とされることに由来しているそうです。
一般に、カキツバタは、現在余り広く栽培されなくなっている様ですが、愛知県には幾つかカキツバタの自生地があり、５月には美しい花が見られます。例えば刈谷市：小堤西池のカキツバタ群落や知多市史跡八橋かきつばた等が紹介されています。
切手は、貝渕純子さんのデザイン。５０円切手。中丸ひとみさんデザインの８０円切手も同時に発行されています。
また、カキツバタを描いた切手は、大分以前に尾形光琳作の「燕子花屏風図」をデザインした切手を紹介しています。