この切手は、日本万国博覧会、通称大阪万博を記念して１９７０年３月１４日、万博開幕の日に発行された記念切手である。
デザインには国宝でもある尾形光琳作の「燕子花屏風図」が採用された。この屏風は、現在は東京の根津美術家が所蔵している。光琳４０才初めの作品と言われ、１７０１年から４年頃に描かれたとされ、説明を丸写しすれば、伊勢物語九段八つ橋の場面を描いたものと言われている。
アヤメ科には燕子花（カキツバタ）、アヤメ、ハナショウブなどよく似たものが揃っているが私には区別がつけられない。園芸書によれば中央葉脈がはっきりしているものはハナショウブだけと言う。
この切手の大きさは、横約５１ミリ、縦約３７ミリの大きな５０円の記念切手である。