散歩道の花 １月の花 その６
オキザリス・グラブラ・桃の輝き
このオキザリスが私のホームページに最初に登場したのは２０１０年でした。当時の旬のページに我が散歩道では珍しく５軒ほどの家で栽培しているのが見られると書いてありました。おそらく当時は発売されてそんなに日が経っていなかったのでしょう。それから８年経っています。今もまだ
２,３軒で栽培されています。今回のこの花も直径５０−６０センチの大きな鉢いっぱいに広がってびっしり植えられて日の光が十分に照らされるのを待って咲こうとしています。その姿に心を惹かれました。
太陽の光を待ちわびて花茎をいっぱいに伸ばして蕾を掲げています。新しい年への希望を象徴しているような姿です。
このオキザリス葉の形に特徴があります。
園芸種ですがどのように作られたのだろうと思って調べましたがまだ分かりません。学名はと調べると多くのページにはOxalis momonokagayakiと書かれています。もちろんこんな学名はありません。韓国の文献に
Oxalis grabra momonokagayaki
と言うのがありました。私も前回の旬のページにはあまり根拠も書かずにそう書いています。非常にグラブラとは似ていたからだったかもしれません。グラブラは学名Oxalis glabra Thunb.と言い、ツンベルクがすでに１７８１年に報告しています。
南アフリカケープ地方が原産地です。Thunberg(ツンベルク）は日本などに来る前１７７２年に南アフリカでも植栽集を行っていますのでその時にこの花と出会ったのかもしれません。
カタバミ科(2017.01.04)
1)Thunberg, Carl Peter ：Oxalis, quam dissertatione botanica
. 19–20. 1781.
(Oxalis glabra Thunb.)
