散歩道の花 ３月の花 その２
ムラサキナズナ
この花の紫色はいつ見ても魅力があります｡この写真を撮って暫くしたら、また花の色が濃くなって本来のムラサキナズナになりました。散歩道の花にも何回か載せたと思いますが２０１２年の旬のページに載せていました。原産地は南ヨーロッパから西アジアで、最初にこの花を分類したリンネは、自生地をオリエントと記しています。この時（１７６３年）リンネは、この花をアリサム属・ニワナズナ属として発表しています。しかし、後になって今までも登場したことのあるスイスの植物学者・ de Candolle （ドゥ・カンドール1778-1841)がAubrieta属・ムラサキナズナ属に改めて１８２１年に報告し、受理されています。Aubrieta属名はフランスの植物学者Adanson(アダンソン1727-1806）が フランスの植物画家Claude Aubriet(クロード・オーブリエ 1668-1743)に献名して１７６３年に発表しています。
アブラナ科(2016.03.02)
1)Candolle, Augustin Pyramus de : Regni Vegetabilis Systema Naturale 2: 294. 1821.( Aubrieta deltoidea (L.) DC.)
2)Linnaeus, Carl von : Species Plantarum, Editio Secunda 2: 908. 1763.(Alyssum deltoideum L. )項目5
3)Adanson, Michel :Familles des Plantes 2: 420. 1763(Aubrieta Adans)
