この切手は、昨年、「切手趣味週間」に発行された特殊切手で、発行日は、２００８年４月１８日。同時に発行された切手は５種類で、いずれも明治時代から大正初期に活躍したの画家・渡辺省亭の作品をデザインしたもの、主として花鳥が主題の絵画から採用されている。
この切手はその中の一つで、現在、林原美術館が所蔵している花鳥十二ヶ月図と言う六曲一双の押し絵張り屏風から採られた「桜に小禽」の一部が使われている。
小禽はどう言う鳥だか切手からは分からないが、桜の枝に正面を向いて留まっている。
なお、切手趣味週間は切手蒐集趣味を広げるために１９４７年に定められた週間で４月２０日からの１週間を言う。
この切手の大きさは、横約２８ミリ、縦約３５．５ミリの８０円の切手である。