椿をモチーフにした切手は、１９７２年の国土緑化記念切手、２００２年越後の花切手にユキツバキ、２００１年東京四季の花切手、２００６年九州の花切手・風景II切手のヤブツバキなどが発行されているが、残念ながらこれらは手元にはなかった。
ここに載せたのは第２４回国体秋の大会切手で、大会は、１９６９年１０月２６日から３１日まで長崎県の大村市を中心に開かれた。通常、国体の記念切手は、秋の大会に合わせて発行されているが、この切手も１０月２６日に発行された。デザインは、ラクビーの選手を中心に、左上に長崎県の県花であるヤブツバキ、背景に浦上天主堂を描いている。
長崎県松浦市玄海国定公園には４万本、或いは５万本と言われるヤブツバキの群生が見られる。これは伊豆大島の３００万本には及ばないものの日本でも有数の椿の群生地だそうだ。九州のヤブツバキは、花弁が目が覚める様な真紅で美しい。
この切手の大きさは、横約２８ミリ、縦約３８ミリの１５円の記念切手である。