台湾政府は１９８２年に梅を正式に国花として制定しますが、それまでもこの花は、台湾を表す特別の花だったようです。
梅は、厳しい寒さに耐えて美しい花を咲かします。また、その三つの芽を孫文が唱え、蒋介石政権が中心思想にしてきた三民主義、また五つの花弁は同じく孫文が掲げた五権憲法を象徴するものとして考えられて来た様で、大切にされてきた花でした。
この切手は、しかし、国花の制定前、１９７９年５月２０日にデザインが異なる７種の切手の一つとして発行されました。現在、この７種の切手の総称は、National flower（国花）切手となっています。
大きさは、横約２４ミリ、縦約３０ミリの１０円（NTダラー）切手で、７種の内で最も低価格の切手です。