通信衛星や他の衛星の打ち上げや稼働を記念する切手は、世界各地で色々発行されているようであるが、私の手元には、タイ国が、１９９３年１２月１日に発行した記念切手があった。タイは、１９９３年１２月１７日に、初めての衛星・タイコム１Ａの軌道投入に成功した。ウィキペディア辞典によると、かつてのタイ首相だったタクシン氏が経営していたタイ最大の通信会社シン・コーポレーションの子会社でシン・サテライトと言う子会社があり、通信衛星を使用して携帯電話事業を行っていた。この会社はタイコム１Ａに続いて２００６年５月までにタイコム２，３，４，５号の５個の衛星を打ち上げ稼働させている。（３号は、その後、軌道から外れその役割を４号と５号に移している。）これらの衛星は電話のみではなく、衛星テレビ放送にも現在は使用されているそうだ。
切手の大きさは、横約２７ミリ、縦約４５ミリで、２バーツの記念切手である。切手には タイコム１Ａ号とその打ち上げの状景がデザインされている美しい切手である。