記念切手シリーズ2

「アメリカ初の有人飛行」記念切手

宇宙船の打ち上げでソ連に後れを取ったアメリカは、1958年マーキュリー計画に着手した。そしてソ連のガガーリン飛行士に遅れる事10ヶ月、ジョン・グレン飛行士を乗せたマーキュリー型宇宙船フレンドシップ7号が1962年2月20日打ち上げられ、軌道上を約5時間弱飛行する事に成功した。アメリカは、これ以後1963年まで3回の有人飛行に成功し、最後のフェイス7号は35時間弱軌道上を飛行した。マーキュリー計画は、これを最後に次世代の宇宙船ジェミニーに変わり、更にアポロ型宇宙船へと開発が進められた。
この切手は、グレン飛行士の初の有人飛行を記念して発行されたものである。この発売に当たっては、事前にアナウンスされず、グレン飛行士がミッションを終え帰還した直後に全国一斉に発売すると言う異例の発売方式が採られたそうである。
切手の大きさは、横約39ミリ、縦約24ミリで、4セントの記念切手である。切手には フレンドシップ7号、地球がデザインされ、「MAN IN SPACE」と書かれている。因みに宇宙とは高度100キロメーター以上と定義されている。

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