先週紹介した世界初の女性宇宙飛行士・テレシコワが搭乗したのがボストーク６号であった。６号は、１９６３年６月１６日に、ソ連（当時）のバイコール宇宙基地から出発したが、この二日前の１４日にヴァレリー・ブイコフスキーが乗った５号が発射されていた。両者は飛行中４キロメートルまで接近するランデブー飛行を行った。またブイコフスキーの宇宙滞在は、１１９時間余りで、当時としては宇宙滞在最長記録を達成し、１８日に帰還した。ボストーク５号の成功は、ソ連の快挙だったが、この飛行を記念して当時のチェコスロバキアで発行されたのがこの切手である。
なお、ボストークはスプートニクの後に開発された一人乗りの宇宙船で、１号にはガガーリン少佐がが搭乗し、１９６１年４月に地球を１周する初の有人宇宙飛行に成功した。ボストーク型の宇宙船は６号をもって終了し、二人乗りのボスホートにその役割を譲った。なおボストークとはロシア語で東と言う意味だそうだ。
この切手の詳細は、よく分からないが、大きさ横、約４５ミリ、縦、約２７ミリ程。８０ハレル切手。