昨年〈２０１１年）に戴いたクリスマスカードに張られていた切手を二三載せています。
この切手はフランスの切手です。２００７年１月２９日にフランスに所蔵されるギリシャ、エジプト、ローマ、エトルリアの考古学的に価値のある彫像をデザインした切手が１０種類発行されました・この切手はその１枚で、現在ルーブル博物館にあるエジプト第四王朝（紀元前２６１３年−２４３４年）の彫像と顔の部分拡大図が描かれています。この時代はエジプト王朝が大いに栄えた時代で、王としてはクフ王、カフラー王、メンカワーラー王などがよく知られており、また、ギザのピラミッドが建設されたのもこの時代です。
彫像は、その時代の書記像で、石灰岩に彫刻、彩色された像です。座像が何かを筆記しているらしい姿だったことから書記と考えられました。なお、書記は、当時は様々な特権を持った高官だったそうです。名前ははっきりしませんが．一説によるとペフェルネフェルと言う人だと言います。発掘された場所も正確にはデーターが紛失しておりはっきりしない様です。
切手の大きさは、横３８ミリ、縦２４ミリで、２０ｇの封書用とあります。多分０．５８ユーロだと思います。