この３銭切手は、子供頃に見た様な気がしています。
１９１３年の「旧大正切手」１１種類の一つで同年８月３１日に発行されました。デザインも田沢昌三氏によるものです。
翌年、１９１４年５月からは、これとほぼ同じデザインの「田沢型大正毛切手」が１８種類発行されています。写真で見る限り、デザインの違いは、「旧大正切手」にある図柄背景の横線模様が、「大正切手」ではなくなっている事ぐらいだと思えます。「旧大正切手」が、贋作対策として１年だけだったのに対して「大正切手」は１９２５年まで発行され続けました。
大きさは２銭切手と同じで、横約２２ミリ、縦約２６ミリです。