散歩道の花 ５月の花 その１
サポナリア・オキモイデス
サポナリアと言うと所謂シャボンソウ（ Saponaria officinalis ソープワート）がよく知られています。Ｃ家で見たこの花には、サポナリア・オキモイデスと言う名札が刺してありました。
ソープワートの中でもロックソープワートと言われている種類です。この両者の違いはオキモイデスの方が小型で、草丈も１０センチから２０センチ、花の形も５枚の花弁がはっきりとしています。
オフィシナリスは５０センチから８０センチもあり、花も大きく､葉の形も被針型です。自生地もオキモイデスが、ヨーロッパのみですが、オフィシナリスは、ヨーロッパからシベリアにかけてと記されていました。
ロックソープワートと呼ばれているのは海抜２３００メートルほどの高地の岩場や崖地などに自生が見られいるからだと思います。学名に
Saponaria officinalis var. plenaと記した記事もありましたが、前述のSaponaria ocymoides L.が正しいです。花期は、３月−５月と５月−７月と書いている人がいました。もうしばらく咲いていてくれるだろう、そして咲いて欲しい実に可愛い花です。
オフィシナリスもオキモイデスも１７５３年リンネによって報告されています。
ナデシコ科(2018.05.30)
1)Linnaeus, Carl von ：Species Plantarum 1: 408. 1753. (Saponaria officinalis L.)
2）Linnaeus, Carl von :Species Plantarum 1: 409. 1753. (Saponaria ocymoides L.)
