散歩道の花 ３月の花 その１
ローダンセマム
ローダンセマムは、今までも見ているはずなのにこの花に出会った時、何故か初めて出会ったような気がしました。花もそして銀葉が特に美しく目立ちます。
ローダンセマムにはいろいろな種類があり、花の色が異なるものもありますがよく似ています。私にはどれが何と言う種類かよく分かりませんが、この写真の花は、「茶褐色の筒状花、白い舌状花のコントラストが美しい」と
説明されているローダンセマム・ホスマリエンセから作られた園芸種アフリカンアイズによく似ているように思いました。だとすると原産地はモロッコのアトラス山脈（山脈はモロッコ、アルジェリア、チュニジアにまたがる）
で原種は、筒状花が黄色をしています。このローダンセマムは１８７３年アイルランドの政治家で植物学者でもあったJohn
Ball（ボール1818-1889)によってChrysanthemum maresii var. hosmariense Ballとして発表されていました。彼の報文によるとどうもアルジェリアのkehlilの近くで１８５６年頃、標高
１４００メートルの山で発見されたようです。当時はキク属に分類されていましたが１９９３年になって英国の植物学者らによってローダンセマム属に再分類されました。キク科
(2018.03.06)
1)Wilcox, Balafama Helen et al：Bull. Nat. Hist. Mus. London, Bot. 23(2): 142. 1993 (Rhodanthemum hosmariense (Ball) B.H. Wilcox, K. Bremer & Humphrie))
2)Ball, John :Journal of Botany, British and Foreign 11: 366. 1873. (Chrysanthemum maresii var. hosmariense Ball)
