散歩道の花 ３月の花 その４
ベロニカ・オックスフォードブルー
ベロニカ・オックスフォードブルーは２０１４年４月に一度散歩道の花として載せたことがあります。その時はマイナス１０度にも耐える耐寒性も、また耐暑性もある栽培しやすい花であることを書いていました。
原産地はヨーロッパです。学名はVeronica peduncularis M. Bieb. で、ドイツの学者 von Bieberstein（ビベルスタイン1768-1826)が１７９８年に報告している草花です。ネットにはその園芸種がオックスフォードブルー、
あるいはジョージアブルーと言われているこの花です。この花（Georgia Blue Veronica）は、１９７３年に当時のジョージア共和国（Republic of Georgia）（現在グルジアとも言う）で発見されて国の名をとって
ジョージアブルーと名付けられたと言う記録がありました。原種は青紫がずっと薄く白紫色のようですのでジョージアブルーと大きく異なります。
発見されたと言う記述から推察すると自然変異で生まれた園芸種なのかもしれません。
ビベルスタインは、 Veronica umbrosa M.Bieb.と言うSynonymを１８０８年に報告しています。現在もこちらの名前が学名に使われることがあります。
オオバコ科(2017.03.08)
1)Marschall von Bieberstein, Friedrich August :Tableau des provinces situées sur la côte occidentale de la Mer caspienne 111. 1798. (Veronica peduncularis M. Bieb. )
2)Marschall von Bieberstein, Friedrich August : 11. 1808 ( Veronica umbrosa M.Bieb.）
