散歩道の花

ネットに紹介されている栽培法を見ると栽培は容易で初心者向きと記されています。しかし私は一度これの栽培で枯らしてしまったことがあります。あまりに大きく伸びてしまったので強めの剪定をしたら急速に樹勢が衰えて枯れてしまったのです。
このツルハナナスは、ブラジルなど南米が故郷の花で日本には明治時代に園芸用に渡来しました。ヤマホロシ、ソケイモドキなどと呼ばれて広く栽培されるようになりました。花期が長く初夏６月ごろには咲き始め今もいっぱいに咲いています。花は、咲き始めは少し紫色を帯びていますが白に変化します。つる状に伸びてすぐに大きくなります。
学名は、Solanum jasminoides Paxton でイギリスの政治家、建築家、造園家のPaxtonパクストンが(1803-1865)が１８４１年に報告しています。花のスケッチや１８３９年１１月に温室で花が咲いたことや１８４０年にも花が咲き、露地植えで霜害にあったことなどを記述しています。ナス科(2016.10.18)
1)Paxton, Joseph： Paxton's Magazine 1841of Botany 8: , pl. 5. 1841. （ Solanum jasminoides Paxton ）ｐ5と前ページのtextにスケッチがある。