fls2125 散歩道の花
散歩道の花 9月の花 その9
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ブーゲンビレア
私たちが栽培しているブーゲンビレアは種まで特定するのは難しいようです。殆どが園芸種で新たに創出されたもののようですのでここではブーゲンビレアにとどめておきます。
この花の発見についてはフランスの海軍提督Louis Antoine de Bougainville(ド・ブーガンヴィル1729-1811)とフランスの植物学者Philibert Commercon(コメルソン(1721-1773)の2人を挙げねばなりません。数々の戦歴のあるド・ブーガンヴィルは1766年12月に、ブルターニュのブレスから世界一周世界探検旅行に出発しました。最初に南米に向かいました。この探検旅行に参加したのがコメルソンでした。(彼が助手の植物学者Jeanne Baret を男装させ女人禁制の軍艦に乗り込ませた事はよく知られた話しとなっています。)南米で植物採集を行いブラジルで1767,8年にブーゲンビレアを見つけています。彼が見つけたブーゲンビレアについて記述しています。属名に提督の名を献名しブーゲンビレア属としました。彼はモーリシャスで1773年に死にますが、死後、フランスの植物学者Antoine Laurent de Jussieuド・ジュシュー1748-1831)がコメルソン名で発表しています。彼が見つけた原種はTropicosの記述から推定してBougainvillea spectabilisだろうと思われます。濃いピンクの花(苞葉)を咲かせます。オシロイバナ科(2016.09.13)
1) Commerson, Philibert Ex Authors: Jussieu, Antoine Laurent de :Genera Plantarum 91. 1789. (4 Aug 1789) (Bougainvillea Comm. ex Juss.)
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