散歩道の花 ８月の花 その８
ラバテラ・トリメストリス
今年は、余り沢山花が付かなかったように思えますが、花は終わってしまったようです。去年は６月の末に散歩道の花に載せました。その時「学名は、Lavatera・trimestris L.とあります。これからこの花について最初の報告もリンネによってなされていたことが分かります。彼は他のラバテラと共に１７５３年にSpecies Plantarum(植物の種）に記述しています。その中で自生地としてシリア、スペインから南仏の地中海沿岸地方を挙げています。」と記していました。このラバテラ属を最初に発表したのもリンネです。このラバテラの名はスイスの牧師 Johann Kaspar Lavater（ラヴァーター1741-1801)に献名されたものと言う情報もありましたが彼が１７４１年生であることを考えると疑問が残ります。リンネもその事について触れていません。一方トリメストリスは３ヶ月という意味だそうで、このラバとリスの生育期間と花の咲いている期間の長さに相当するそうで、それが名の由来になっているそうです。別名ハナアオイ
アオイ科(2016.08.16)
1)Linnaeus, Carl von : Plantarum 2: 692. 1753.(Lavatera trimestris L. )
