散歩道の花 ８月の花 その３
キダチチョウセンアサガオ
この花も散歩道の花の常連で、昨年も８月１２日に次のように記しています。
「この花は１８０９年に ドイツの植物学者Willdenow（1765-1812）によってDatura suaveolensと同定されましたが、１８２３年にボヘミヤ人植物学者 Berchtold(1781-1876) と チェコの学者Jan Presl(1791-1849) によって Brugmansia suaveolensとされました。
この花を含めてその仲間は、チョウセンアサガオ属（Datura)とキダチチョウセンアサガオ属( Brugmansia)との分類が定まらない時期・１８０６年頃から両属の間を行き来していました。（明確になったのは１９７３年）
原種の学名は、Brugmansia suaveolens (Humb. & Bonpl. ex Willd.) Bercht. & J. Preslです。フンボルトとボンプランがアマゾンの奥地で苦難に耐えながら採取した花でしょう。
属名のBrugmansiaは、オランダの医者で博物学者Sebald Justinus Brugmans（ブルグマンス1763-1819）に南アフリカ生まれのオランダの植物学者、菌類分類の創始者 Persoon（ペルズーン1761-1836)が献名したものです。
ナス科(2016.08.03)
1)Berchtold, Bedrich (Friedrich) Vsemir (Wssemjr) von Presl, Jan Svatopluk : O Prirozenosti rostlin, aneb rostlinar 45. 1820.(Brugmansia suaveolens (Humb. & Bonpl. ex Willd.)
2)Humboldt, Friedrich Wilhelm Heinrich Alexander von Bonpland, Aime Jacques Alexandre.: Enumeratio Plantarum Horti Botanici Berolinensis,227. 1809.(Datura suaveolens Humb. & Bonpl. ex Willd.)
3)Persoon, Christiaan Hendrik :(Brugmansia)
