散歩道の花

シャガはよく見ますが，ヒメシャガは初めて見ました。これも箱根湿生花園の花です。花園ではあちらこちらに沢山咲いているのが見られました。シャガよりも一回り以上小柄で、ずっと美しい可愛らしい花で、すっかり魅了されました。白花もあるそうですがこの淡い紫を帯びた種類の方が名に相応しく美しいと思います。北海道から九州に至るまで山地で見られる日本固有種だそうですが，絶滅も危惧されています。とは言え陽当たりの管理と水はけに注意すれば、栽培はそれほど難しい花ではない様です。学名は、Iris gracilipes A.でアメリカの植物学者Gray(グレイ1810-1888)が１８５９年に報告しています。彼は，ダーウイーンの進化理論の信奉者であり、その発展に貢献したとウイキペディアに記されています。アヤメ科(2016.05.31)
1)Gray, Asa:Memoirs of the American Academy of Arts and Science n.s., 6: 412. 1859.(Iris gracilipes A. Gray.)