散歩道の花

昨年、Ｃ家に登場したコオズエビネ、今年も美しく花をつけて飾られています。花の色が魅力的です。昨年も書いたようにこの系統のエビネは薩摩、肥前、キリシマや黄エビネをニオイエビネと交雑させて作られているので唇弁の色も色々あるのが魅力だと言えそうです。
このエビネの学名を調べるとCalanthe discolor Lindl.でした。この学名をつけたLindley, John(ジョン・リンドリー1797-1865)は、英国の植物学者で園芸家です。彼は、蘭の研究家としても知られています。また植物の模写を色々と行いました。１８２１年頃彼は世界の珍しい面白い植物を模写した図鑑のようなものを発行しましたが、その模写を行ったのが彼で、珍しい植物に蘭類が多い事を知り、蘭にはまり込んでいったそうです。今回のコオズエビネの資料にも１８３８年頃の模写が載っています。ラン科(2016.03.02)
1)Lindley, John : Sertum Orchidaceum , ad pl. 9. 1838.(Calanthe discolor Lindl. )plate9にはスケッチが載っています。
Textにdiscolorの説明があります。