散歩道の花

先日、散歩の途中でＳ夫人に会いました。丁度、外出をされる所でしたが、可愛い花が咲いているので是非見ていくようにと言われ、ご案内頂きました。見るとこのクレマチスが咲いていました。花の色もブルーの強い紫色、花の形も特徴があります。色々なクレマチスは見てきたのですが、この花は見た記憶がありません。クレマチスには原種系でも３００種以上、育種された園芸種も２０００種もあるそうで、とてもどれがどれと見分けることは不可能なのを承知で少し調べて見ました。このクレマチスは、園芸種だと思いますが、原種では、Clematis macropetala系のクレマチスに似ていると思いました。Clematis macropetalaだとするとドイツの植物学者Ledebour（レドブアル1786-1851)が１８２９年に報告しています。彼の記述によればロシアのトランスバイカル地方ネルトシンスク(Nertschinsk)に自生、６月から８月に咲くとあります。キンポウゲ科(2016.03.02)
1)Ledebour, Carl Friedrich von :Icones Plantarum 1: 5, pl. 2. 1829(Clematis macropetala Ledeb.)page 5 に記述Table 11 にスケッチがあります。