もう一ヶ月もしない内に、今年は花の開花も早いのでハナショウブの便りも聞かれるようになるだろう。ハナショウブは、ノハナショウブから育種された園芸種のショウブで、豪華な花に人気がある。
観賞できる所謂菖蒲園は、北は北海道から南は九州宮崎県まで殆ど各県に少なくとも１カ所はあると言っても良いくらいなのはその人気の高さを物語っているものだろう。ご存知の通り育種で最初に造られたのが江戸ハナショウブで大型のショウブ、江戸時代中頃以降・１８世紀の後半から１９世紀の初め頃にその名は広く知られるようになったと言う。これから更にそれぞれ特徴を持った肥後ハナショウブ、伊勢ハナショウブなどが造られて来た。
この切手は、１９６１年の花シリーズ切手の一つで、１９６１年６月１５日に発行された。
大きさは、横約２６ミリ、縦約３６ミリの１０円の切手である。