切手の売買を仲介しているページにはフランス国立中央気象局(Meteorologie Nationaleと)の気象衛星と天気図切手と紹介されている切手。フランスの中央気象台は、メテオ・フランスと呼ばれているので、それとこのMeteorologie Nationaleと言う組織がどう言う関係にあるのか調べてみたが分からなかった。
ヨーロッパの気象衛星は１７カ国からなるユーメトサット（欧州気象衛星開発機構）によって打ち上げ、維持管理が行われている。最初の衛星は、１９７７年に、Meteosat１号が米国のケープカナベラから打ち上げられた。その後１９８１年の２号から９７年の７号まで、続いて２００２年にMeteosat Second Generation(MSG)に変わり、２００７年にその２号機が打ち上げられた。現在稼働中の衛星はMeteosat６号と７号、MSG１号と２号の４基である。
この切手は１９８３年に発行されているので、デザインされているのは恐らく８１年のMeteosat２号と思われる。切手にはその下に天気図と地球が描かれている。中央部にMeteorologie Nationaleと記されているので、この国立機関に関する何らかの記念に発行されたものであろう。
切手の大きさは、横約２５ミリ、縦約４０ミリの１．５フラン切手である。