大統領夫人Firast Ladyの切手は、探してみたが手元には３２代フランクリン・ルーズベルト夫人エレノア・ルーズベルトのこの切手以外になかった。また、アメリカでもファーストレディーの切手は、多分そう多くは発行されていないのではないかと思う。エレノアは、１８８４年生まれで、１９０５年に結婚したフランクリンとはいとこ同志だった。フランクリンが大統領時代もactive First Ladyと呼ばれた程、色々な面で大統領を助け、活躍した。例えば、ニューディール政策の陰の推進者でもあり、働く女性の地位向上には積極的に動いたと言われている。大統領の死後も国連の創設やその活動にも積極的な役割を果たした。しかし、大統領が、戦時中採った日系人隔離政策に対しては反対の立場だったと言う。ルーズベルトの急逝後、大統領になったトルーマンには、First Lady of the Worldとも言われたそうだ。
切手になった写真は、彼女のお気に入りの写真から採られた。彼女は、１９６２年１１月に亡くなったが、この切手は翌年６３年１０月、彼女の誕生日にワシントンDCで発行された。
切手の大きさ横、約４０ミリ、縦、約２５ミリ程。５セントの記念切手である。