この切手も、今年４月２４日に発行された牧野富太郎生誕１５０周年記念切手の１枚です。描かれているのは、ガマズミ（スイカズラ科）の実です。
郵便事業株式会社がネットで説明している所によると、この原画を牧野博士が描くに当たって実をすりつぶして塗り、その色と同じ様な絵の具で着色した遺された数少ない着色画だそうです。
ガマズミは､ 日本全国で見られる落葉樹で高さも４メートルにもなる樹木です。７月頃に白い花を咲かし、秋には、この切手の絵の様な長さ５−６ミリの実を付けます。果実は食べることが出来、果実酒としても利用できます。
ガマズミの仲間に少し標高の高い所に生育するミヤマガマズミや福島県以南に多いコバノガマズミなどがあります。
切手の大きさは、このシリーズはすべて同じ縦約３８ミリ、横約２８ミリ。８０円切手。