この切手は１９６８年１月にインディアナ州ジェファーソンヴィルで発行された第三代大統領トーマス・ジェファーソンの切手である。ジェファーソンは、初代大統領ワシントンの下では国務長官を務め、２代アダムス大統領の時は副大統領だった。そして３代大統領として１８０１年に選ばれた。彼の大統領としての業績で最も高く評価されているものは所謂ルイジアナ買収と言われているミシシッピ川流域の現合衆国の中央部に位置する１５州にまたがる広大な土地をフランスから買収した業績だと言われている。これによってニューオリンズと言う貿易拠点を得たばかりでなく、結果として西部への進出を容易にする事になった。１８０３年の事であった。
さて切手の肖像はワシントン大統領の切手３にも述べたピール・レンブラントが１８００年から１８０１年に描いた有名なジェファーソンの肖像画がモデルになっている。この肖像画は、現在ホワイトハウスが所蔵しているそうであるが、この絵に触発されたでデザイナー、ロベルト・ガイズマン（Robert Geissmann)が描いたデザインによっている。
切手の大きさ横２１ミリ、縦２５ミリ。1セントの普通切手である。