花の記念切手シリーズ

キリの花切手

もう大分以前の話になりますが、5月頃信州へよく行きました。その時、車窓から山間の所々に咲くキリの花の紫色が目に入ったのを覚えています。周りの木々は、まだ出始めの浅緑の新芽、都会から遠く離れたのを感じる瞬間でした。
キリは、中国が原産地で、古い昔に渡来と書いてありますが、渡来年表には延喜18年(918年)にザクロや紫モクレンなどと同時期渡来とあります。
また、キリは良質な木材で、岩手県の南部紫桐は有名の一つです。これに因んででしょう県花には、NHKの放送開始30年を記念して公募され、昭和30年に決まりました。
この切手は、ふるさとの花・県花シリーズ第8集(平成22年4月発行)の1枚、デザインは、貝淵純子さん。50円切手。なお、中丸ひとみさんデザインの80円切手も同時に発売されています。

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