紅葉のシーズンたけなわとは言え見に行く機会もなかなかなく、テレビに映し出される短い映像を時たま眺めてその美しさに思いを馳せているだけだが、秋の色はいつ見ても素晴らしい。元氣だった葉緑素が分解し、隠れていたキサントフィルやアントシアニン系の黄や赤の色素があの色彩を作り出す。自然は、優れた芸術家である。
今週の切手は、広島県の県花モミジが描かれた切手である。広島県には県下全域にモミジが多く見られるそうで、特別名勝三段峡、名勝帝釈峡、日本三景の一つ宮島などモミジの名所が多くあるとネットに紹介されていた。それでモミジは県木､ 県花に指定されている。昭和４１年９月の事である。木であるモミジが、県花にも指定されたのはモミジの新緑や紅葉は、花にも増して美しいと言う理由からではないかと勝手に想像した。
この切手も先週に引き続きふるさと切手の県花シリーズの一つ。発行日は２００９年７月１日。デザインは、中丸ひとみさん。
８０円切手。