散歩道の花 ４月の花 その２
ネモフィラ・メンジージ
２０１５年４月の散歩道の花に、この花について次の様に書いています。「メンジーシー（Nemophila menziesii Hook. & Arn）は、ネモフィラの代表的な品種です。アメリカ・カリフォルニアからオレゴンにかけて低地から２０００メートルほどの高地にまで自生が見られている植物です。
あのブルーの花弁、特徴ある羽状の切り込みの深い葉を一度見たら忘れる事のない花です。陽当たりと過湿に注意すれば栽培が難しい花ではありません。英国の植物学者ウォーカー・アーノット(Geoge Arnott Walker-Arnott 1799-1868)は、同じく英国の植物学者だったフッカー卿(Sir William Jackson Hooker1785-1865)は、１８４２年に出版した「The Botany of Captain Beechey's Voyage」の１５２ページにこの花の事を書いています。それを読むとスコットランドの植物学者アーチボルド・メンジーズ(Archibold Menzies1754-1842)に触れています。また、California's Frontier Naturalists の２５ページ「British Vancouver Expedition with Menzies 1792-1795」の記述によれば、メンジーズは１７８７，８８年に北米の北西海岸の植物調査をしています。この時にこのネモフィラを発見したものと思われます。それによってこの花に彼の名がついたのでしょう。
同定はアーノットとフッカーが行っています。改めてこの花にも１８世紀１９世紀の花を追う男達のロマンを見ました。」と。花を求めて危険を顧みず僻地に新しい種を求めていった男達のロマン素晴らしいのですが、最近テレビでこの花を何万株も植えて一面ブルーの花畑を作っているところが放映されました。素晴らしい建艦でした。夢見るロマンの花である事にはかわりはなさそうです。今回はさいきん我が散歩道で見たこの花の仲間を並列して乗せてみました。]]」」****ハゼリソウ科****(2015.04.21)
1)Hooker, William Jackson
Arnott, George Arnott Walker :The Botany of Captain Beechey's Voyage 152. 1841[1833]. ( Nemophila menziesii Hook. & Arn.)
