散歩道の花 ８月の花 その８
ピンクノウゼンカツラ
少し前に，今年は、ピンクノウゼンカズラやノウゼンカズラを見ないと書きました。これは私の思い違いで，それから少し経ってこれらの花が咲き始めました。
ピンクノウゼンカズラは、最近では散歩道の花の昨年９月に載せています。
その時は原産地が東アフリカである可能性について書きました。今回は、花の香りについて書きます。この花に香りがあるのかどうか。多くの記載を見ても香りについての記述がありません。私自身、花に顔を寄せて香りを嗅いだのですが
香りを感ずることは出来ませんでした。ところが調べて行くとわずかな香りがあると言っている人がいるの知りました。どんな香りかと言うとある人は、単純に刺激のある匂いと言っていますが、別の人は、ストロベリーバブルガムの
香りが極めて弱いながら感ぜられると言っています。花の香りにこんな表現をするのはあまりありませんが、このガムのストロベリーフレバーは、単純ではなくチリイチゴとバージニアイチゴの香りのハイブレッドと表現する人が居るのでかなり特異なイチゴフレーバーだと思われます。
このように、この花の香りについて何人かの人がネットに記述しているので、香りがある種類があるのか、また開花後のある時期に香るのかも知れません。探究心のある方は調べて見てはどうですか。なお、
一般のイチゴの香りは有機酸のエステル臭とフラネオールと言う物質の香りだそうです。
学名は、Podranea ricasoliana (Tanfani) Sprague で前回の記載を参照してください。
ノウゼンカズラ科(2017.08.22)
1)Sprague, Thomas Archibald :Flora Capensis 4(2): 450. 1904. (Podranea ricasoliana (Tanfani) Sprague )
